日本には様々なスーパーや百貨店が存在していますが、その中でドンキホーテは急速に成長してきた小売業の1つです。
若い人を中心に人気を集め、今では国内外で400店舗以上も開店をしています。地元密着型の店舗であったり、訪日外国人観光客が必ず訪れたい場所であるなど、店舗によっても売れ筋や客層などは異なります。そんなドンキホーテの社長を務めている大原孝治さんは、経営が安定している秘訣の1つとして、お客様の視点で物事を考えることを重要視しています。自分が何を言いたいかではなく、相手が何を聞きたいかということを考えながら話すというのは、ビジネスの現場において大切なことです。大原孝治さんは、多くの商品を取り扱っているのでメーカー側と話をする機会も多いです。その際にメーカーが売りたいものをアピールしてくるのは当然ですが、その一歩先を見越すということを大事にしています。アピールを受け売りするのではなく、もしその商品を消費者が手にとったときに、魅力を感じる部分はあるか、購買意欲を抱いてもらえるかを考えます。自分にとっても魅力を感じられるかという感性を大事にしていれば、自然と仕入れたい商品の選別というのが可能になってきます。大原孝治さんは、店舗を束ねる店長や現場で働くスタッフとも話をすることで、商品の売れ筋や動向について体感したものを報告してもらい、それに合わせて仕入れを変更することで消費者が欲しいものを届けることに成功しています。
大原孝治さんのお客様至上主義が成功の素
